Kanon【第10話】

真琴編フィナーレです、もう会うことは出来ません。

既に言葉を話せず、感情も見せなくなった真琴、祐一は美汐に会ってやってくれと身勝手なお願いをします、これは自分が真琴を持て余している事の現れでしょう、卑怯に映ります。

美汐に会わせる事で、真琴は忘れていた自分の名前、祐一の名前を思い出し言葉に乗せる事が出来ます、美汐は一時的なものと告げ、再度熱を出した時が最後だと話し、そして望んでいた事があるのならどうか叶えてやって下さいと祐一に願います。

真琴に願いを叶えるぞと問うも真琴は理解できずに、力なく祐一にじゃれるのみ。
祐一は真琴と名雪親子を連れ立って、夜の街に繰り出します・・・家族の思い出を作る為に。
好きな物を食べろと真琴に勧めるレストラン。
今まで寂しげに見つめていたプリクラ、一人きりで写した事もあったそのカメラの前に、好きな祐一と大切な家族名雪、秋子と共にファインダーに収まる真琴。
雪積もった冬の夜の花火、これはネズミ花火の悪戯の時の約束。
それは、祐一が思いつく限りのプレゼント。


その夜、真琴は熱を出してしまう。
美汐に警告された熱だが、夜が明け疲れからかベッドの脇で眠る祐一を起こす真琴。
欲しいものはないか?真琴は俺が居れば良いんだものな、再び朝を迎えられた真琴に問い自ら解を出す祐一。
好きだった漫画を読んで聞かせ、そして「結婚したい」という前回の真琴の言葉に至る。
「結婚しよう。」祐一は、真琴の手を取り、秋子さんに送られて家を出、家の前に佇んでいた美汐と学校までの道のりを過し、学校で名雪に最後の別れと遊んでもらい、物見の丘へと向う。

物見の丘は、外界と切り離された様相で雪が無く、緑の草が二人を迎える。
そこで祐一は、用意した二つの袋の一つから真琴の好きだった肉まんを出し、二人で食べる、広い丘青い空の下交互に一つの肉まんを口にして。
目に映るもの全てが朱に染まり、日が落ちようとする中、祐一は「さあ、そろそろ始めるか」と寝ていた真琴を起こす。
残りの袋からベールを取り出し、「ウェディングドレス一式買うなんて無理だから。」と、真琴の頭に掛ける。

それは二人だけの結婚式、誓いを立てる祐一。
真琴の願いは成就したと信じる祐一、出会いからを思い浮かべ好きだったと、それに気づいてくれていたかを心配する。

風が吹き、抑えていた真琴の手を離れベールが空に舞い上がる。
泣き崩れる真琴に、今日はめでたい日だと真琴の背後に腰掛て頭をなでる祐一。
祐一は真琴の鈴を鳴らし、これで遊ぼうぜとそう言い交互に、静かに悲しい音色を響かせます。

飽く事無く続ける二人だが、真琴は徐々に最後の時を迎える、静かに眠るように・・・
鈴を付けた真琴の手が下がり、そして鈴のみが草の上に音を残す。
抱えていたはずの真琴の姿は、祐一の手から失われていた。

緑の丘は冷たい雪に覆われ、祐一は真琴の名を叫ぶが奇跡の時は終焉を迎えていた。


学校で校庭を眺める祐一の下に現れる美汐に、「同じ夢を見ていたんだよな俺達は、そしてそこから帰ってきた・・・」と祐一。
「もし、奇跡を起こせたら、相沢さんなら何をお願いしますか。」との美汐の問いに、そんなの決まっているさと応える祐一。

春の日差しの中眠る真琴と、その腕を枕にするピロ、カメラが引きエンディングへ。


たんと泣きました、ですが、涙量で測るとAIR観鈴>東映Kanon真琴>京アニKanon真琴です(ゲーム除く)。

良く出来ているのですが、盛り上がりへ続くテンポがちょっと平坦な感じを受け真琴が姿を消すシーンが、大人しくあっさりし過ぎな気がしました。
辛いですか?でも、リメイクだから、色々思うところあるですよ。

東映版は、物見の丘に向うところまで名雪親子は狐と知らず、人間として扱い心配し、レストラン、プリクラ、花火に付き合い医者に見せようとします。
最後の時が迫り、祐一が動けなくなった真琴を背負って物見の丘に発つ時に、名雪親子が心配して止めようとします。その時に初めて祐一が全てを告げます。
秋子さんは原作や京アニ版と同じく狐を覚えており感慨深く泣いてくれました。
そして、真琴は物見の丘へと向う道を登りながら、祐一の背中で鈴を鳴らし続けるのですが、丘に着く寸前に力尽き天に召されます。
泣き所数は少ないですがその分、泣き所が強調されていたので、私は東映版を推します(取り敢えず真琴編に関して)。

どちらを贔屓するという気持ちはもう無いので、以降のヒロインについても個人的な比較は続けたいと思います。

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